バレーボール男子日本代表の西田有志(22=ジェイテクト)が、Vリーグの開幕前会見に臨み、「優勝したい。ボールに食らいついて気持ちを大事にして、トップを取りたい」と意気込んだ。

イタリア1部リーグのビーボバレンティアに1年所属したあと、2季ぶりに復帰。ベスト16(最終順位12位)に入った世界選手権などの代表活動を経て約2週間前にチームに合流した。息つく間もなくリーグ開幕を迎えるが、「(疲労感は)今は全然ない」。開幕戦となる22日のWD名古屋戦(豊田合成記念体育館エントリオ)から、エンジン全開で臨む。

昨季7位に低迷したチームは大型補強を敢行。

西田を筆頭に、ポーランドでプレーしていた日本代表セッターの関田誠大や元日本代表主将の柳田将洋ら有力選手を次々獲得した。本間隆太主将は会見で「チーム史上最強メンバーがそろった」と自信をのぞかせる。

世界選手権から帰国後には、ホームタウンからほど近い場所にある愛知県知立市の「サンプラスカフェ」にチームメートが集結。西田もイタリア移籍前から通っていた洋食が自慢の店で、「西田お帰りなさい会兼新加入選手の歓迎会」を開き、結束を深めた。

新加入選手が多いだけに、「コミュニケーションが大事」と繰り返した西田。地元のおいしいお店で仲間と心を通わせ、心身とも充実して開幕を迎える。【奥岡幹浩】