【ノーウッド(米国)=阿部健吾】ショートプログラム(SP)4位のイリア・マリニン(17=米国)が、驚異的なジャンプ構成で逆転初優勝を飾った。
フリー世界歴代6位の194・29点を記録し、合計280・37点。合計点でも世界歴代9位とし「本当に素晴らしい滑りができた。練習を信じて、いい演技ができた」と喜んだ。
SP1位の三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)は合計273・19点で2位となった。
マリニンに注がれた地元の観衆の叫びが止まらなかった。冒頭で9月に世界初成功させたクワッドアクセル(4回転半)を、出来栄え点で4・11点の加点を導いて成功。「6分間練習で跳ぼうかなと考えて、最後に(組み込もうと)決めたのは演技のために氷に入った時です」と振り返った。
さらにはトーループ、ルッツを2本、サルコーと4回転を4種5本着氷させた。後半の3連続ジャンプの最後に転倒があったが、演技後は笑顔を見せた。
前日21日のSPは4回転トーループで転倒。シニアで初めてのグランプリ(GP)シリーズが自国開催となり「普段の試合とは違ったかも。たくさんの応援には本当に感謝してますし、興奮しました」と振り返っていた。
◆男子フリー歴代6傑(18~19年シーズンのルール改正以降)
〈1〉224・92点 ネーサン・チェン(米国)※19年GPファイナル
〈2〉212・99点 羽生結弦(日本)※19年GPスケートカナダ
〈3〉208・94点 鍵山優真(日本)※22年北京五輪
〈4〉202・85点 宇野昌磨(日本)※22年世界選手権
〈5〉198・50点 ビンセント・ジョウ(米国)※19年世界国別対抗戦
〈6〉194・29点 イリア・マリニン(米国)※22年GPスケートアメリカ


