関西学生アメフトの関学大が24日、立命館大戦(27日、大阪・万博記念競技場)を前に、兵庫・西宮市内で練習を公開した。前節は関大との全勝対決を制して4連覇を決定づけ、最終節でも白星なら、単独トップで全日本大学選手権への切符を手にできる。

6戦全勝の背景には、ディフェンス陣の力がある。DL山本大地(4年)は「関大戦と変わらずディフェンスで勝つ。0点に抑えたい」と意気込む。176センチ、114キロの体格。小学生で父の体重を超え、父のすすめで出場した相撲大会でも、初心者ながら気合とパワーで優勝した。

高校アメフト部の監督にも「相撲やった方が稼げるぞ」と言われたが、アメフト愛が勝った。「ひとつ、たけてるものがあれば誰でも活躍できる。頭を使う競技で奥深い」。持ち前のパワーと競技愛で相手の猛追を阻止する。