ショートプログラム(SP)2位の三原舞依(23=シスメックス)が逆転で初優勝した。

フリー133・59点の合計208・17点。最後の3回転ループだけミスが出たものの、それ以外をしっかりまとめた。

SP首位の坂本花織(22=シスメックス)はジャンプのミスが相次ぎ、フリーだけなら6人中6位の116・70点。合計192・56点の5位まで後退し、世界女王にとって信じられない結末となった。

日本女子のファイナル制覇は18年大会の紀平梨花以来4年ぶり。村主章枝、浅田真央、紀平に続く4人目となった。

また、日本勢としては13年大会の羽生結弦、浅田以来9年ぶりの男女アベックVを達成した。ペアも含めた3種目の制覇は史上初となった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催となった今大会は、男子で宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が初優勝を飾り、山本草太(22=中京大)が準優勝。ペアで三浦璃来(20)木原龍一(30)組(木下グループ)が日本勢初の金メダルを獲得した。