ラグビー「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズは14日に、ホーム(ノエスタ)で東京サントリーサンゴリアス(東京SG)とのライバル対決を迎える。

12日は神戸・灘浜で練習を公開しメンバーを発表した。

1月17日は阪神淡路大震災の発生から28年。当時は日本選手権7連覇の偉業達成から2日後だった。先発には震災の年となる95年に生まれたWTB井関信介(27=天理大)が入った。

3節を終え、ともに2勝1敗で神戸が4位、東京SGは3位。優勝争いに食らいつくためには負けられない。

19年W杯日本大会メンバーで、昨季まで東京SGに在籍したフッカー北出卓也(30=東海大)が移籍後初先発。神戸でのデビュー戦が、古巣との対決となった北出は「勝手に気持ちが高ぶる感じです。しっかりチームに貢献して、優勝したい」と闘志を燃やした。

日本代表SO李承信は1月13日が22歳の誕生日。1年で退学した帝京大が全国大学選手権で2連覇を達成したことで、李は「僕は周りの大学生とは違う道を選びましたけど、この道が正解だと思えるように努力をして、やるべきことをやるだけ。(帝京大を)辞めたからと言って敵ではない。切磋琢磨(せっさたくま)した1年があったからこそ、今も頑張れている」と語った。東京SG戦に向けても「ここで弾みをつけられるよう、結果にこだわりたい」と意気込んだ。