ラグビー「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズは阪神淡路大震災から28年目を迎えた17日、公式YouTube(ユーチューブ)にメッセージを掲載した。

「1995・1・17 5:46」で始まる。

「語り継いでいこう。

僕らの『神戸』で起きたことを。

あの日から28年。

私たちは、あの日を忘れない。

これからも、神戸と共に、ずっと」

その日は、今は亡き平尾誠二さんらを擁し、日本選手権7連覇の偉業達成から2日後の朝だった。

「『あたりまえ』って。

なんだろう。

いつも“すぐそば”にあって。

とても“はかない”ものだと思う。

今日が来ること

仲間と笑い合えること

一緒に居られること

今日もラグビーが出来ること

そんな『あたりまえ』は

とても“もろい”ものだと思う。

あの日だって、

『あたりまえ』の朝が来るはずだった。

僕たちは、自分の時間の長さを知らない

だからこそ、ココロを燃やして

時には、涙を流して

今を懸命に生きている。

どんな過去も、今に繋がっているから

忘れないでいよう。

語り継いでいこう。

僕らの『神戸』で起きたことを」

神戸製鋼の本社は甚大な被害を受け、灘浜練習場は液状化現象と、がれきの山で使用できなくなった。神戸市東灘区の寮と社宅も被災。日本一のラガーたちは、人命救助に奔走したという。自分たちの「街」を救うために。

チームが伝えるメッセージは、wacciの曲「空に笑えば」とともに、こう続く。

「『おかえり』が聞きたくて

『いってきます』と言った。

『ありがとう』って言いたいのに

『ごめんね』もなかなか言えない。

大切な人との今日が最後だったら

何を話したいですか。

もう会えないあの人と

何を話したいですか。

1・17を忘れないことは

大切な人を想うこと。

家族でも、友達でも、仲間だっていい

伝えよう。

『ありがとう』

きみのそばで

ぼくも、強くなれたんだよ。

ココロから、溢れる

汗と涙

何度も人は

立ち上がるんだ

まだ見ぬ明日へと

つなげ

僕らに関わる全ての人と

一緒に過ごした時間が

忘れたくないほど

心に残る思い出になりますように。

僕らのラグビーが

誰かの勇気になりますように

僕らの旅はまだまだ

つづく

僕たちに関わる全ての人が

今日も幸せでありますように。

この街で生まれる

たくさんの思い出が

笑顔とともにありますように。

これからも、神戸と共に、ずっと」

(原文まま、全文)

被災した街の映像とともに、5分50秒に込めた愛する街・神戸への思い。

震災発生の時刻に合わせ、チームは毎年、メッセージを伝えている。