大会連覇が懸かる北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレ(1次リーグ1位)が、プレーオフで中部電力(同2位)を下して決勝に進んだ。チーム初となる2連覇、通算4度目の優勝に王手をかけた。

前半は苦しい展開を強いられたが懸命に食らいつき、後半に盛り返した。サードの吉田知那美はこの試合展開を「ゾンビのようにくらいついていけた」と表現。今季、国内外で多くの試合をこなしてきたなかで、自分たちのベストパフォーマンスを後半に持っていく練習を何度もしてきたという。「今シーズン、私たちが身につけたゾンビゲーム」とうなずき、「ナイスゾンビゲームだったと思う」と笑った。

ロコ・ソラーレは第1エンド(E)でいきなりスチールを許すなど、前半は追いかける展開を強いられた。しかし2-4の第6Eから5連続得点で逆転し、突き放した。

敗れた中部電力は決勝進出を目指し、もう1つのプレーオフを制したSC軽井沢クラブ(1次リーグ4位)とこの日午後3時から対戦する。