前回王者のSC軽井沢クラブ(1次リーグ2位)が延長戦を制し、決勝進出を決めた。4月の世界選手権(カナダ・オタワ)の出場権獲得に王手をかけた。

6-9で迎えた第9エンド(E)で2点を奪取し、第10Eでも1点をスチールした。先攻の第11Eではハウスの中心にストーンを置き、プレッシャーをかけた状況で相手のラストロックへ。このドローショットがスルーとなり、2点のスチールに成功した。苦しい試合をものにすると、緊張が解けたような笑顔をはじけさせた。

サードの山口剛史(38)は「氷の読みをエンドとエンドの間で確認できた。点差的には焦る点数だったんですけど、落ち着いてコミュニケーションをとることができた」とさわやかな表情で胸を張った。

2連覇が懸かる決勝へ「先にアイスを読んで、スーパーじゃなく普通のショットを1つずつ決めて、その結果で勝ってるという状態をつくりたい」と粘り強く戦い抜くと誓った。

敗れた北見協会(1次リーグ1位)はコンサドーレ(同3位)との準決勝(4日午後3時)に臨む。