東レがホームゲームの初戦を落とした。

リーグ2位のサントリーに1-3で敗れ2連敗。地元・三島市で勝利を届けられなかった。篠田歩監督(43)は「試合には敗れたが、守備面も良く粘り強さも出せた。あとはサーブを修正して、次に臨みたい」と唇をかんだ。

第1セットを先取。その後は相手の堅い守りを崩せず、1-2で迎えた第4セット。終盤まで最大3点のビハインドを追い付き25-24。ここから8度のセットポイントを握りながら33-35で力尽きた。そんな敗戦の中、リーグ総得点ランキング1位のOPパダル・クリスティアン(26)が、この試合でも躍動。チーム最多の35得点(アタック34・サーブ1)、アタック決定率61%と意地を見せた。「今日は、いい試合ができたと思う。イージーミスが多かったことが残念だが、明日は全員で修正していく」と前を向いた。

チームはこれで14勝9敗。首位と「4勝差」の暫定5位となった。5日の第2戦に臨むOH富田将馬(25=三島市出身)は「ホームの力も借りてファンに勝利を届けたい」と力を込めた。【山口昌久】