フィギュアスケートの木下アカデミーは18日、同アカデミーのゼネラルマネジャー(GM)を務める浜田美栄氏(63)の裁判に関するコメントを発表した。

元関大コーチの浜田氏に対しては、10年バンクーバー五輪代表で今季現役復帰した織田信成(35)が陰口などのモラルハラスメントで精神的苦痛を受け、関大アイススケート部の監督辞任に追い込まれたとして19年11月に1100万円の損害賠償を求めて提訴。浜田氏も名誉毀損(きそん)で反訴した訴訟は、織田の訴えを退けて織田に220万円の賠償を命じた大阪地裁判決が17日までに確定していた。

木下アカデミーのコメントは以下の通り(原文まま)。

織田信成氏から大阪地方裁判所に提起されていた訴訟について、判決が確定いたしました。

3年を超える訴訟の間、本件に関連した事実と異なる報道や、インターネット、SNS上での誹謗中傷により、スケート関係者の皆さまをはじめとした多くの方にご心配をお掛けしました。

当アカデミーを設立して3年、アカデミー生たちは濱田ゼネラルマネージャーのもと、世界で活躍できるほど大きな成長を遂げました。

いかなる時でも誰よりも選手のことを考え、選手に寄り添ってこられた濱田ゼネラルマネージャーの尽力があったからこそ、成し得た結果であると思っております。

これまでご本人や当アカデミーを支えてくださった関係者の皆さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。

木下アカデミーは、これからも世界へ羽ばたく選手の育成とフィギュアスケート界のさらなる発展に寄与してまいります。