2位の東京ベイ(旧クボタ)が初の決勝進出を決めた。昨季準優勝で3位の東京SG(旧サントリー)に24-18で勝利。最終盤は自陣インゴールまで迫られながらTMO(ビデオ判定)でノートライとなり、わずかな差で白星をつかんだ。20日の決勝(東京・国立競技場)では2連覇を狙う1位埼玉(旧パナソニック)と対戦。東京SGは19日に秩父宮で横浜(旧キヤノン)との3位決定戦に臨む。
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最後は祈るしかなかった。6点リードの後半46分、東京ベイのFWが相手のモールに後退した。インゴールになだれ込まれ、主審はTMOを選択。トライが認められれば1点差、ゴール成功で逆転負けの窮地だった。何度も場内に映像が流れ、判定には約5分を要した。ボールを置いたと確認できずノートライ判定。勝利が決まり、日本代表も注目のWTB木田は「運というか『こっちに(結果が)転がってくれ…』と思った。ホッとした」と喜んだ。
苦しい戦いを地力で乗り越えた。前半5分に相手ロックのツイが危険なプレーで一発退場。数的有利だったが、前半を7-10で折り返した。3点を追う後半16分、フッカーのマークスが体の強さを生かして逆転トライ。同37分のSOフォーリーのトライで、駄目を押したはずだった。TMOが6度も使われる強度の高い一戦。主将のCTB立川は「やりたいラグビーがなかなかできなかった。それでも勝ち切れたのは自信になる」と成長をかみしめた。
世界最高峰スーパーラグビーを2度制した南アフリカ出身のルディケ・ヘッドコーチ、立川主将の体制で7季目。力強いFWとBKが融合し、頂点まで残り1勝だ。立川は「あくまでも優勝が目標。いい準備をしたい」と言い切り、前回王者に挑戦する。【松本航】


