バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品を退団後、3人制バスケのプロチームに加入した藤岡麻菜美(29=東京ダイム)が16日、新たな門出を迎えた。

日本協会主催の公式戦、ジャパンツアー(東京・駒沢公園)で3人制デビュー。最上位カテゴリーのエクストリームに東京ダイムの一員として出場した。3チームずつ2組に分かれた1次リーグで2連勝して決勝へ。決勝では東京BBに10-16で敗れて準優勝だった。

藤岡は「デビューできたことはうれしかったけれど、やっぱり、負けるのは悔しい。優勝したかった」と振り返った。屋外コートで行われたこの日、会場周辺は気温35度を超えた。灼熱の暑さの中での3試合。風が強まった決勝ではシュートを決める難度がアップした。「デビュー戦が1番過酷な環境っていうのも、自分らしいな」と明るい表情で語った。

強い日射しが照りつける中でも多くの観客がコートを囲んだ。「バスケ好きなお客さんが見に来てくれて、やっぱりテンションは上がった。楽しいなと思った」。指導する千葉英和高のバスケ部員も声援を送るなかで、はつらつとプレー。汗を流しながらコートを駆け回り、シュートやアシストを重ねた。

5人制元日本代表の藤岡はシーズン途中だった今年2月、名門シャンソン化粧品から大量退団が発表された7選手の1人。以前から行っていた母校の千葉英和高での指導を継続しつつ、5月に東京ダイム加入が発表された。

14年創設の東京ダイムは、渋谷区をホームタウンとするプロスポーツチーム。現役Bリーガーの岡田優介が代表を務め、お笑い芸人の麒麟・田村裕、大西ライオンも共同オーナーに名を連ねる。

観戦した岡田代表は藤岡について「持っているスキルはすべて高い。あとは楽しくプレーしてくれれば」と話していた。

その言葉に応えるかのように藤岡は、新しいチームメートと元気いっぱいにプレー。真っ青な夏空の下で、新たな一歩を踏み出した。