バレーボール男子日本代表の岸翔太郎広報が代表チームのトピックや選手情報などを紹介する「龍神NIPPON広報リポート」。9月から行われるパリ五輪予選のワールドカップバレーまで、チームの舞台裏や秘話をお届けします。
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男子日本代表がやってくれました! 23日(日本時間24日)にポーランド・グダニスクで行われたファイナルラウンド(R)3位決定戦で、世界ランキング3位のイタリアをフルセットで下し、大会初のメダルを獲得しました。1977年のワールドカップ(W杯)以来、世界大会では46年ぶりとなるメダル獲得です。歴史を塗り替えた、ポーランドでの熱戦を振り返ります。
20日のスロベニア戦は、目標のベスト4へ絶対勝たなくてはならない相手です。大一番を前に選手たちはいつもより口数が多く、緊張からかソワソワしているように感じました。ファイナルRからチームに加わったオポジットの西山大翔選手もその1人。監督からピンチサーバーでの起用を伝えられたらしく、ものすごく緊張気味。練習でもサーブをひたすら打っていました。
試合は第1セットこそデュースにもつれましたが、その後は危なげない試合運びでストレート勝ち。選手たちは、予選Rでブラジルに勝った時のように大喜びです! アウトサイドヒッター高橋藍選手は「目標の準々決勝を突破できてよかった。自分自身のプレーは満点ではなかったが、後半に進むにつれてギアを上げられていい経験だった」と振り返ってくれました。
1日空けて、22日は世界1位のポーランド戦。いよいよ大会史上初のメダルをかけた戦いです。試合前日の21日には、急きょブラン監督によるショートミーティングが開かれました。ブラン監督からは「1つ勝てばメダルに届く。トップレベルと戦えるチャンスなので、明日は新しい大会と思ってもらいたい。残り2試合に全力を尽くそう」と、げきが。アウトサイドヒッター石川祐希主将は「予選の借りを返せるし、会場がどんなにアウェーでもポーランドでよかった」と気合十分でした。
試合は1セット目を取り、2セット目もデュースにもつれ込む大接戦。しかし、そのまま1-3の敗戦。惜しくも決勝進出とはなりませんでした。
そして、23日の3位決定戦。モチベーションの難しい試合でしたが、選手たちはいつも通り和気あいあいとした雰囲気。「もうやるだけ!」と、振り切れた様子です。
試合はオポジット宮浦健人選手のサービスエース4本などが決まり、1セット目を獲得。2セット目も取りましたが、続けて2セットを取られてフルセットへ。最終セットは石川選手の気迫あふれるプレーもあり、なんとか勝ち切りました!
堂々の3位入賞に、喜びを爆発させる選手たち。宮浦選手は「最高です! ここで勝てたことに自信を持って、また次へ謙虚に頑張っていきたい」。ベストアウトサイドヒッターに選出された石川選手は「初めて3位になれてうれしい。トップレベルの相手にも勝てるという自信がついた。ただ満足はしていない。まだ強くなれるチーム」と、胸を張りました。
メダルの感想は「意外と重い…」とのこと。今後もたくさんのメダルを首からかけてもらいましょう!
◆岸翔太郎(きし・しょうたろう)1990年(平2)5月19日、埼玉県志木市生まれ。小学校からバスケットボールをはじめ、中学時には全国大会優勝。高校、大学と強豪校でバスケを続け、その後テレビの企画制作会社へ。現在は日本バレーボール協会広報部撮影班として、男子日本代表チームに帯同し、チームの日々の練習や宿舎での様子などを撮影中。


