今年5月にペア結成を発表した「さえルカ」こと清水咲衣(18)本田ルーカス剛史(20)組(木下アカデミー)が演技を初公開した。

ショートプログラム(SP)の「白鳥の湖」に乗り、スロージャンプやデススパイラルなどを組み込んだ。拍手に包まれながらフィニッシュすると、緊張が解けたような笑みを浮かべた。「無事に終えられて、練習よりも良い演技が出来たのですごく良かったです」と清水。本田は「演技中は必死だったのであんまり記憶にないですが、本当にホッとしたというのが一番の感情です」と胸をなで下ろした。

4月のトライアウトを経て、5月末からカナダへ渡り、ペア競技の基礎を学んできた。現在の技の習得状況は、ツイストはシングル、スロージャンプはトリプル、陸でのリフトは5種類ほどと明かした。清水は「ペアを組んでこんなにすぐに大会に出るとは思っていなかったのでちょっとびっくり」と驚きながらも、成長の日々をかみしめた。

フリーの演目は「ウエストサイドストーリー」。SP、フリーともに、キャッシー・リード・コーチの振付で舞う。

2人は今季、シングルとの両立へ挑む。本田は「僕は五輪に出たい気持ちがあって、両親からもすすめてもらって挑戦しようかなということで。今後はどうなるか分からないですけど、その気持ちで、長い目で目標を持ってやっています」と意気込み、清水も「お互いが初めて。急ぐよりは基礎から学んで、時間をかけてでも、ペアの動きを覚えて技につなげていけたら。相性も良いと言ってくださっているので、良いものができると思います」と思い描いた。

◆清水咲衣(しみず・さえ) 2005年(平17)8月10日、大阪府生まれ。18年全日本ノービス選手権8位。全日本ジュニア選手権は20年16位、21年13位、22年11位。23年1月の全国高校選手権(インターハイ)6位。趣味は料理、神社巡り。身長155センチ。

◆本田ルーカス剛史(ほんだ・るーかすつよし) 2002年(平14)9月15日、大阪府生まれ。19年全日本ジュニア選手権3位。20年全日本ジュニア選手権優勝。同年グランプリ(GP)シリーズNHK杯3位。21年オーストラリア杯2位。22年GPシリーズフィンランド大会11位。趣味は食べ歩き。両親が日系ブラジル人。身長170センチ。