22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、「イタリアの至宝」とタッグを組むことになった。
今季から14年ソチ五輪銅メダリストで欧州女王に5度輝いたカロリナ・コストナー(36)がコーチ陣に加わることが25日、分かった。ケガからの完全復活を目指すシーズン、その先にある26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ。二人三脚の父正和コーチに加え、開催国のレジェンドが力になる。
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3年後、頂点を目指すイタリアでの大舞台へ、鍵山がこれ以上ない指導者を迎える。五輪出場は4度、世界選手権は11年の優勝を含めて14度出場してきたフィギュア界の伝説、コストナー。五輪2度出場の父正和コーチと歩んできたスケート人生に、新たな色が加わる。
5月のイタリア合宿が衝撃だった。世界的振付師のローリー・ニコル氏とともに、短期合宿でコーチ役を務めてくれた。その類いまれなスケーティング技術と、氷上でのわずかなしぐさにも意味を持たせる表現力。突出した評価を得ていた滑りは、鍵山親子にとっても、目からうろこの日々になった。
コストナーも鍵山の才能に目を見張り、現役時代から演技指導を受ける先生も紹介するなど、一気に距離が縮まった。ニコル氏と共同で新エキシビションも手がけ、鍵山も「すごく濃いプログラム。滑っている中で、自分のスケートの成長をすごく感じる」と手応えを得ていた。
鍵山は昨季、左足首のケガで、昨年末の全日本選手権のみの出場にとどまった。その後も約2カ月間、氷上から離れた時期もあった。イタリアで学んだことを礎に、ケガ前の自分を刷新し、新境地を開こうと期す今季になる。コストナーは9月のロンバルディア杯(イタリア・ベルガモ)から父正和さんとともに、コーチとして同行する。
躍進の北京五輪で手にした銀メダルから4年。ミラノでは金メダルに挑む。イタリアのスケート界の宝が、最高の援軍になる。
◆カロリナ・コストナー 1987年2月8日、イタリア生まれ。4歳で競技を始め、ジュニア時代から浅田真央、安藤美姫のライバルとして世界のトップで活躍。長身、長い手足を生かした滑りを魅力に、五輪は4度、06年トリノ五輪では旗手も務めた。欧州選手権も5度制するなど、長くトップに君臨した。


