アランマーレ秋田(Wリーグ)が、昨年国体優勝の滋賀銀行(社会人)に82-76と競り勝ち“今季公式戦初勝利”を挙げた。トヨタ自動車(Wリーグ)から加入した佐藤京香(24)が17得点、11リバウンドのダブルダブルと躍動。ユニホームに初めて袖を通した公式戦で存在感を発揮した。9日の準決勝はデンソー(Wリーグ)と対戦する。

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迫り来る高波に負けぬように佐藤京が体を張った。15点リードの第3クオーター(Q)、相手のスピードが豊富なオフェンスに対応できず、シュートの精度を欠いて連続失点。同Q中盤に同点とされ、58-60の2点を追う展開で第4Qへ。やられた分だけ、闘志を燃やした。「どんなボールでも自分が取って得点につなげるしかない。必死でやり切った」。オフェンスリバウンドを取ると、その勢いのままシュート。ゴール下で得点を重ね、アランマーレでの“デビュー戦”を白星で飾った。

7月のサマーキャンプは左足首捻挫で欠場。チームは4戦中2戦を大卒2年目の7選手で戦ったこともあり、全敗に終わった。その後、地道なリハビリやトレーニングでプレーができるまで回復。最初の公式戦だったからこそ「気合が入っていた」という。小嶋裕二三ヘッドコーチ(56)は「リバウンドやルーズボールに頭から突っ込んで行くし、誰よりも声を出している。存在感はチームの中に根付いている」と佐藤京に信頼を寄せる。

Wリーグ開幕は10月14、15日、秋田県立体育館で昨季優勝のENEOSと対戦。9日は昨季3位のデンソーと戦い、現在のチーム力を測る、貴重な実戦機会になる。「フィジカル面やスピードも上がる中で今までやってきたこと、自分たちがやるべきことを徹底したい」と佐藤京。持ち味のプレーで、何度もチームの危機を救う。【相沢孔志】