24年夏のパリ五輪予選となるW杯(30日開幕)へ挑む男子日本代表(世界ランキング5位)は25日、W杯の会場となる代々木第1体育館で同13位のカナダとの国際強化試合に臨み、3-1で勝利した。本番に向けて弾みをつけた。
エースで主将の石川祐希(27)は第3セットまで出場。「もう少しトランディションの精度を上げたいが、今日はこの体育館でプレーできたことが一番大きかった」と収穫を得た。
女子代表は前日24日まで行われたW杯の最終第7戦でブラジルに惜敗。通算5勝2敗で、1992年バルセロナ五輪以降遠ざかっている五輪前年の出場権獲得を果たせなかった。石川は「惜しかった。いい試合をしていた」とねぎらった。
男子の獲得へ期待が高まるが、「(女子は)他のプールでドミニカが1位だったり、逆に中国が逃したりとか。そういうことは(男子でも)あり得るので頭に入れて戦い」と話した。
そして「ネーションズリーグで勝ったけど(10月7日に対戦する)スロベニアも力を付けている。全く別のチームになると思う」と、警戒。ランキングの上下にかかわらず、一戦必勝に集中する。