バレーボール男子日本代表の岸翔太郎広報が代表チームのトピックや選手情報などを紹介する「龍神NIPPON広報リポート」。チームの舞台裏や秘話をお届けします。

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パリ五輪予選W杯バレーまで1週間を切り、都内のナショナルトレーニングセンター(NTC)で最後の合宿を行っている男子日本代表。14日までの沖縄合宿では、技術やフィジカルのメニューをメインに個々の能力アップに取り組んできましたが、今合宿ではコンビの精度やチームの完成度を上げる練習を行っています。

毎日切磋琢磨(せっさたくま)する一方で、熾烈(しれつ)を極める14人のメンバー争い。チームとしての成熟度もますます上がっていると感じます。

また、パリ五輪予選のプールC(中国)に参加するカナダが日本で合宿しており、合同練習を実施!アジア選手権以来、約3週間ぶりに海外勢と対外試合を行いました。

オポジットの宮浦健人選手は「久々の対外試合だったけど、海外の高さに対して結構やれていたのでコンディションはかなり良い。海外選手のブロックの高さ、スパイクのパワーを再確認できたのでよかった。どういったシチュエーションで出るかわからないけど、コンビなどの精度を高めていきたい」

セッター山本龍選手は「速いテンポを求められている中で、監督からのアドバイスもあり、だんだん自分のものになっているな、と感じますが、ただまだ完成はしてないです! 五輪予選では2枚替えの出番が多いと思うのでコミュニケーションを取っていきたい」

チーム最年少のアウトサイドヒッター甲斐優斗選手は「サーブレシーブの強化に取り組んできて、その成果が出てきていると実感しています。他国の選手は個性あるサーブが多いので、この貴重な経験を五輪予選につなげていきたい」と意気込んでいました。

いよいよ30日に開幕するW杯。全てを懸けて、パリの切符を取りに行きます!

 

◆岸翔太郎(きし・しょうたろう)1990年(平2)5月19日、埼玉県志木市生まれ。小学校からバスケットボールをはじめ、中学時には全国大会優勝。高校、大学と強豪校でバスケを続け、その後テレビの企画制作会社へ。現在は日本バレーボール協会広報部撮影班として、男子日本代表チームに帯同し、チームの日々の練習や宿舎での様子などを撮影中。

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