日本バスケットボール協会は30日、男子ワールドカップ(W杯)の総括会見を行い、トム・ホーバス監督(ヘッドコーチ、HC)が登壇した。
3勝2敗で大会を終えてパリ五輪の出場権を獲得したチーム。来夏の目標を聞かれると「まだ決まってないです。時間かかります」と返答。「Bリーグ、NBAも始まってるから選手たちといろいろ話したい。(渡辺)雄太と(八村)塁に会いたい」とNBAで活躍する選手2人の名前を挙げて、対面を希望した。
「ステップアップしたいけど、簡単に目標は口だけでは言えない」と慎重だが、日本中が注目した代表選手たちの闘いを終えて、候補選手も含めた意識変化は感じているという。現在、アジア大会を戦っている代表選手たちの練習を視察した際に、「あなたの目標は何ですか」と聞いたという。12人中11人が「パリ」という言葉を出したとし、「そこは最高です。若い選手はハングリー。あれくらいの競争心があれば強くなる」と目を細めた。
東京五輪では1勝も挙げられずに敗れた。同大会の女子を銀メダルに導いた名将は「勝負したい気持ちがあります。楽しみです」と見据えた。