22年4大陸選手権4位の三宅星南(21=関空スケート)が、合計179・19点で7位となった。
冒頭の3回転フリップは降りたが、その後はジャンプミスが続いて、トリプルアクセル(3回転半)と3回転ループを転倒。フリー7位の109・76点で、SP5位から2つ順位を落とした。
「悔しい結果に終わって、何もできなかったなというのが第一印象」。スケーティング、ジャンプともに調子を上げていたが、靴の劣化などもあって調整しきれず「思い描いた通りにはいかないんだな」と肩を落とした。
今季の新フリーは、テレビ朝日系のサッカー日本代表テーマソングとして定着する、サラ・ブライトマン「クエスチョン・オブ・オナー」。サッカーW杯を見て刺激を受けて自ら選曲。衣装のデザインも自ら考えるこだわりぶりで、W杯日本代表のような「熱い戦い」をすることを約束していた。
昨季は全日本選手権12位となり、グランプリ(GP)シリーズでも苦戦。
「昨年も悔しい思いをした。今年は少しでも勝負できるように整えていきたい」。
今年こそ笑顔でシーズンを終えるために、次の西日本選手権(26~29日、広島)へ「後悔しないように取り組んで自分が望んでいる結果を出せるように頑張りたい」と宣言した。
優勝は232・09点をマークした壷井達也(シスメックス)。2位は230・90点で織田信成(大阪スケート倶楽部)、3位は207・47点で片伊勢武アミン(関大)だった。