昨季グランプリ(GP)シリーズに出場した本田ルーカス剛史(21=木下アカデミー)が、フリー128・40点の合計194・25点で6位となった。
「エクソジェネシス交響曲」を演技。冒頭のダブルアクセル(2回転半)-1回転オイラー-2回転サルコーを降りて、ルッツ-トーループの連続3回転も着氷。ショートプログラム(SP)とは異なるプログラムを演じ分け、スピンやステップでも魅了した。
トリプルアクセル(3回転半)や4回転トーループなどを跳ばず、ジャンプの構成を落とした形。「構成を落として演技したけど、ちょこちょこ抜け、調整不足が出てしまった」と悔しそうに振り返った。
それでも、大会を通して収穫はあった。
ショートプログラムでも納得のいくジャンプは跳べなかったが、演技構成点は出場選手内でトップの37・43点。
「自分のスケートをアピールすることを忘れずに滑ることが大事なんだなと思いました」。
収穫と課題を手に、シングルラストの今季を悔いのないシーズンにする。9