昨季の全日本選手権6位の吉田陽菜(18=木下アカデミー)が、SP2位から逆転優勝した。

「鶴」をイメージさせるプログラム。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は転倒したが、その後は切り替えて演技。ダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループなどを着氷させて、フリー117・72点の合計174・83点となった。

「演技自体は反省するところがいっぱい」。

ジャンプやステップの完成度には満足しなかったが、20日に開幕するグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカに向けて「直すところは見つかったので、2週間本気で追い込みたい」。

シニアデビューして初めてのGPシリーズは、同い年で所属も同じ千葉百音と向かう。

目標は「自己ベスト更新」。「百音ちゃんと一緒に追い込んでいきたい」と話していた。

2位の千葉百音(木下アカデミー)は160・88点。3位の清水咲衣(木下アカデミー)は158・56点。