元プロ野球選手で平成唯一の3冠王を成し遂げた松中信彦氏(49)が3日、ハンドボール界の発展に向けて一肌脱いだ。

自身が理事を務める日本ハンドボールリーグ(JHL)に所属する、女子の名門オムロン・ピンディーズ(熊本・山鹿市)がイズミメイプルレッズ戦(広島サンプラザホール)で「メタバース観戦」を開催。オムロンOGで元日本代表主将の永田しおり氏(36)、チーム広報で元アナウンサーの藤尾悠氏と仮想空間内で熱戦を楽しんだ。

オムロンにとっては敵地での一戦。観戦に行けない地元のファンや、これまでハンドボールに興味がなかった人たちに参加してもらおうと企画した。チームは18-21で敗れたが、メタバースで過去最多825人が観戦したという。

松中氏は「初めてだったので、何もかもが新鮮でした。野球でも現場で解説するけれど、離れて解説するのは難しい。(質問が随時来るのは)いろいろなことを聞いてくれて、答えることができて良かったです」と振り返った。長男の影響でハンドボールに関わっている同氏は「今年からリーグの理事をしていて、僕の役割は普及。リーグが盛り上がっていくように、いろいろなところで発信していきたいと思います。(メタバース観戦などは)どんどんやっていった方がいい。見れば『面白い』という方がたくさんいると思う。どんどんいろいろなことにチャレンジして、たくさんの人にハンドボールという競技を知ってもらいたいです」とさらなる発展を願った。