ショートプログラム(SP)首位の青木祐奈(21=日大)が初優勝し、全日本選手権(12月、長野)の出場権をつかんだ。

フリーもトップの116・73点を記録し、合計179・40点。だが、後半の3回転ルッツが回転不足、3回転フリップも乱れるなど求めていた完成度に届かず「全く満足いく内容ではなかったです。悔しくて『ちょっと思っていたのと違うな』という印象です」と素直な心境を明かした。

小学生のころから同い年の本田真凜、白岩優奈らと世代をけん引する存在だった。そんな青木も大学4年生。卒業後に向けては「まだ確定ではないけれど、振り付けをしながら、アイスショーに出たいとも思っています。決まったことはなく、現役も視野に入れながら、今は今に集中しています」と冷静に見据えた。

年内は大舞台が続く。まずはNHK杯(24~26日、大阪)でグランプリ(GP)シリーズデビュー。12月下旬には全日本選手権が控える。

「NHK杯も今は出る実感がありません。しっかりと準備していきたい。全日本でも、たくさんの方に見ていただける。去年より成長した姿を見せられるようにしたいです」

充実の大学ラストシーズン。優勝に満足せず、成長にどん欲であり続ける。【松本航】