全日本大学バスケットボール選手権(インカレ=12月2日開幕、東京ほか)の女子に新潟青陵大が初出場する。大谷大監督(47)が就任した03年には部員3人だったチームが、20年を費やしてつかんだ初の舞台。一般入試で入学してきた“雑草集団”がインカレに挑戦する。

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新潟青陵大にはスポーツ推薦も、運動部の強化指定制度もない。選手たちの入学は一般入試。在籍する現部員19人のうち、新潟県外出身選手は1年生3人だけだ。「最優先するのは勉強。バスケットは二の次、三の次」と指揮官が話すチームは北信越3位通過でインカレの初切符を手にした。高さはないが、コンタクトプレーにはめっぽう強い。

4年生が入学した20年から、理学療法士の水谷準トレーナー(48)がメンバーの筋力アップを担当してきた。主将のSG青山樹里(4年)は「みんなが体重を3キロから5キロ増やした。ひと回り、ふた回りデカくなった」と言う。そのフィジカルの強さをコートで見せつける。大谷監督は「気持ちも汗も、試合終了時には一滴も残さないプレーをしてほしい」とメンバーに全スタミナ消費を要求した。

全国大会は皇后杯全日本選手権初出場で経験済み。1次ラウンド1回戦(9月16日)で社会人のRISE(静岡)に77-71で勝ち、全国初勝利も経験した(2回戦で敗退)。しかし、選手たちが狙っていたのは初のインカレ出場だった。ブロックリーグでは名古屋経済大(愛知)、環太平洋大(岡山)と同じ組に入った。大谷監督は「勝っても負けても、チームの最高到達点に達したかどうか」と試合の充実度を一番重視していた。【涌井幹雄】