Wリーグ・アランマーレ秋田が11月30日、秋田市内で12月2、3日のシャンソン化粧品戦に向けて調整した。現在、チームは5連敗中。2日にはシーズン半分となる13試合目を迎える。小嶋裕二三ヘッドコーチ(HC、56)が「バスケの街・能代」で行われる強豪との試合を前に、チームの現状や課題などを明かした。【取材・構成=相沢孔志】

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-シャンソン化粧品とホームで対戦。どのような試合に

小嶋HC シャンソンさんは今、1試合平均得点(83・67点)がリーグ2番目。攻防の数が多く、我々としてはそのペースに巻き込まれないようにしないといけない。こちらが簡単なミスをして、相手にファ-ストブレイク(速攻)の機会を与えないようにすることを一番注意しています。

-今季のここまでの戦いぶりは

小嶋HC 率直に言って、ちょっとしっくりきていない。オフェンスもディフェンスもだが、チーム全体が少しモヤモヤ感というか、「うまくいかない」というフラストレーションみたいなものをみんなが抱えている気がします。得点力が伸びていないのが一番痛いです。3ポイント(成功率の)%が、かなり去年よりも落ち込んでしまっている。20%台前半ですから、そこが一番の頭痛の種です。

-移籍組(佐藤京香、森ムチャ)の存在は

小嶋HC 一生懸命にやってくれている。コート上でのプレーはもちろんだが、コート外でも選手に経験を伝え、選手としての振る舞いや取り組みの手本になっている。とても心強い戦力が加わったことで僕自身喜んでいますし、感謝もしている。プレー面はチームのことを考えているからこそですけど、チームプレーに徹しすぎてしまう時がある。もう少し「自分が」というのを見せてくれてもいいかなと思います。

-新人選手の活躍は

小嶋HC 特に松永(夏海)のプレーイングタイムが増えています。まだまだ粗削りなところはありますけど、とてもアグレッシブな選手なので、ディフェンスもオフェンスもカンフル剤になってくれています。ゲームチェンジャーまではいかないですけど、八方ふさがりの時に打開してくれるだけの力は持っているかなと思います。

-現状で良い意味での想定外はあるか

小嶋HC (ニアン・ンディ)クンバの成長は本当に想定以上でした。まだマイナス要素もありますが、意外な収穫がいっぱいありました。上位チームの選手とやっても、まだ(体は)弱いですけど、バランスを崩してもプレーできないような状況には陥っていないので、これは彼女自身の努力もあるし、トレーナー陣の体作りがうまくいったと思います。

-後半戦はどのような戦いをしたいか

小嶋HC 残りの試合もシャンソン、富士通、デンソーと、上位を争うチームと戦うが、まずここで自分たちがやるべきことをはっきりさせたいです。不完全燃焼みたいな状況が続いている。それを払拭できるような試合内容。あわよくば(上位に)勝ちたい。