08年以来15年ぶり7度目の頂点を目指す日体大が、昨年覇者の筑波大をストレートで破り、準決勝進出を決めた。Vリーグ・パナソニックへの加入が決まっているアウトサイドヒッター池城浩太朗主将(4年=西原)が、攻守で躍動。「この1年の中でも上位に入るぐらい良いゲームができた」と胸を張った。

第1セット(S)は、自らの2本のサービスエースを含む7連続得点で主導権を握り、最後もエースを決めて28-26で先取した。第2S以降も、強いサーブで相手の守備を崩すことで、得意とするレシーブやブロックを中心とする守り勝つバレーが機能。このセットを25-17で取ると、第3SもMB平田が2連続エースを決め、25-13で勝負を決めた。

試合のカギを握ったのはサーブだった。日本代表の戦いを分析し、「どれだけサーブで殴れるかが、自分たちのブレークポイントに大きく影響する」と重要性を再確認。新チームになり、以前にも増して練習に取り組むようになった。この日、全体で10本を超えるエースが飛び出すなど、大舞台で成果が表れた。

心強い仲間もいた。今年のパリ五輪予選W杯で、五輪出場権獲得に貢献した日本代表のエース高橋藍は、日体大に在学(4年)しながらイタリアリーグで研さんを重ねている。2年時の全日本インカレ後に海を渡り、丸2年、ともに練習する機会はないが、今大会も背番号「5」で登録メンバーに名を連ねている。「一緒に出られなくて申し訳ないと言われたけど、それは彼の選択。多分、想像できないつらい選択をしてると思うので、彼には向こうで頑張ってもらって、僕たちは僕たちで頑張りたい」と、今も“共闘”の思いで臨んでいる。

昨年に続くベスト4進出だが、「今日より明日、ベストパフォーマンスを出せるように」と気を引き締める。最後に優勝した08年以降、準優勝は4度を数えるが、あと1歩のところで頂点を逃すことが多かった。今年も春季&秋季リーグは早大に敗れ、ともに準優勝に終わっている。「山本(健之)先生が就任して1度も優勝できていない。監督を胴上げできるよう、自分たちの力を出し切りたい」と力を込めた。