【北京=藤塚大輔】初出場の住吉りをん(20=オリエンタルバイオ/明治大)は、悔しい初日となった。

冒頭のダブルアクセル(2回転半)こそ決めたものの、続く3回転フリップ-3回転トーループはセカンドジャンプが4分の1回転不足に。演技後半、最後の3回転ルッツもダウングレードとなった。

初の合計200点超えを目指していただけに、演技後は、ぼうぜん。乱れたルッツについて「公式練習でもよくあった失敗で、トーがうまく突けなくて…。この氷で滑り始めてから何度かルッツでうまくトーを突けなかった。しっかり修正し切れなかった、合わせ切れなかったことが原因かな」と自己分析した。

一方でファイナル独特の緊張感には「それはなかったと思います。会場でコールされる時の雰囲気、お客さんの雰囲気を楽しもうと思えて、本当に楽しんで滑り出すことができたので、今日の失敗は緊張しすぎたとか、のまれたとかではないかな」と冷静に振り返った。

フリーでは、日本女子の国際スケート連盟(ISU)公認大会で初の成功を収めた4回転トーループ(4T)を跳びにいく。

「これでフリーは逆に伸び伸びとできる状況になった、と、よくとらえたい」

直前のジュニア女子フリーでは島田麻央(15=木下アカデミー)が成功。「自分もこの大会でもちゃんと降りて、日本勢がファイナルで2人、4Tを降りたという、歴史をつくれたらと思います」と切り替えた。

今季GPシリーズは第3戦フランス杯が3位、第5戦フィンランド大会が2位で大舞台へ。最終の第6戦NHK杯で他選手の結果を待ってファイナル初進出が決まっていた。