宇都宮ブレックスの比江島慎が千葉ジェッツの富樫勇樹との日本代表対決を制した。
「スイッチ」が入った。第3クオーター(Q)に最大14点差をつけながら、第4Q前半に逆転されてしまう。最終Qに大逆転負けを喫した前節17日京都戦の悪夢がよぎったが、同じ失敗を繰り返さないのが今年のブレックスであり、比江島だ。
「勝負の4Qだったし、京都戦の反省から、より集中力を高めました」
グラント・ジェレットのシュートで59-58にしたあと、ドライブインからバスケットカウントを獲得。その約30秒後には左コーナーから3Pシュートを決めた。
まだ終わらない。相手のミスからボールを奪うと、2Pシュートも決めた。1分も満たない間に1人で一気に8得点を挙げ、富樫勇樹率いる千葉の戦意をくじいた。
「3Qに相手がスイッチディフェンスに変えてきて、タフなショットが多くなってしまった。4Qはボールを動かしていいオフェンスができたと思います。京都戦の課題を修正して、しっかり学べた試合」
スイッチディフェンスとはマークする相手をゲームの動きの中で替えていく守備のこと。千葉パトリックヘッドコーチの術中にはまりかけたが、仲間との連動と個人技で相手の守備網をこじあけた。
今夏のワールドカップ(W杯)で、ともに主力として戦った河村勇輝(横浜BC)、富樫との直接対決で3連勝。「Bリーグでまだまだ成長できる」と話していた通りのパフォーマンスを見せている。
「全体的に僕らのやりたいバスケができたと思う。これくらいしっかり、安定したプレーができれば、チームも自分ももっと成長していける」
伸び盛りのエースはさらに上を見ている。【沢田啓太郎】
佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチの話
選手同士が声をかけあって、苦しい状況を乗り越えてくれた。内容はいろいろあるが、千葉さん相手に非常に大きな勝利。今週末の島根戦(23、24日)では昨年ホームで連敗した借りを返したい。(その時に)ばかにされた態度を取られたので絶対に借りを返したい。


