静岡聖光学院は目黒学院(東京第2)の堅守に阻まれ、2回戦で姿を消した。
元日本代表小野沢宏時氏(45)を父に持つFB小野沢謙真(3年)は、この日も父の代名詞「うなぎステップ」をほうふつとさせるキレのあるステップでチャンスをつくった。
だが、4トライを奪った初戦のようにインゴールに走り込むことはできなかった。
「抜け切った後にトライを取り切ることができなかった。僕が止められてチームの流れ悪くしてしまって、そこが課題だなと思いました」
今後は慶大に進学し、ラグビーを続ける予定。より高いレベルに身を置き、練習に励む。
「父が世界で戦っているのを見ていた。世界最高のプレーヤーというのは全てできて、その中でその人の強みがある。僕はランが得意ですけど、それ以外のことも最高峰にできないといけない。練習を積み重ねていく」と力を込めた。
この日もスタンドには父宏時氏の姿があった。花園で年越しとはならなかったが、試合後にがっちりと握手を交わした2人。いつか父の背中を超えてみせる。【村松万里子】


