フィギュアスケート女子の本田真凜(22=JAL)が今季限りで引退する。

5日、マネジメント事務所から発表された。16年に世界ジュニア選手権を制し、安藤美姫、浅田真央らに続く当時7人目の快挙を達成。日本一を争う全日本選手権にも15年から9年連続でエントリーし、明大4年の節目のシーズンに決断した。11日に都内で記者会見を開き、自らの口で説明する。

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氷に乗ってから20年-。22歳になった本田が、現役引退を決断した。持ち前の表現力や華麗な所作でフィギュア界を彩ってきたスケーター。昨年末の全日本選手権(長野)では「今は分からない」と進退に関し明言を避けていたが、大学ラストイヤーとなった今季を1つの区切りとした。

14歳だった15-16年シーズンにジュニアGPファイナルで銅メダルを獲得し、世界ジュニア選手権で初優勝。翌17年の世界ジュニアはザギトワ(ロシア=平昌五輪金)に次ぐ2位で将来を嘱望された。17年からシニアのGPシリーズに参戦し、全日本選手権は9年連続でエントリー。16年に自己最高4位に入った。22年には世界選手権2連覇中の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)との交際を公表した。

昨年末の全日本で完全燃焼した。直前に右骨盤を痛め、ショートプログラム(SP)44・42点で最下位28位も「(2歳からの)長いスケート人生の中で一番と言っていいぐらい悪い状態だったけれど、経験を生かして、たくさんの方の前で最後まで心を込めて演技ができた」と納得していた。

明大4年。今春の卒業を前に決断した。全日本でも「いろんな人に何を言われようと、自分なりに頑張れた。スッキリした気持ち。悔いも何一つない。今は自分をゆっくり褒めてあげたい」と万感の思いを口にしていた。今後の方向性は11日の会見で自ら表明する。

◆本田真凜(ほんだ・まりん)2001年(平13)8月21日、京都市生まれ。12年全日本ノービス選手権Bを当時の歴代最高点で制す。シニアでは17年USインターナショナル優勝。高校は関大から青森山田へ編入し、明大時代はCM出演も。家族は両親と姉、兄太一さんと妹2人。姉を除く4人がスケート経験者で妹の望結と紗来は女優業と両立。161センチ。血液型A。