7位の東京グレートベアーズが、初のファイナルステージ(FS)進出へ向け負けられないホーム2連戦の初戦を取った。

最下位10位のVC長野トライデンツと対戦し、ストレート勝ち(25-21、25-17、25-21)を収めた。これで通算成績は10勝17敗。FS出場圏内となる6位の東レ(13勝14敗)との3勝差を広げさせなかった。古賀太一郎主将は「負けられない戦いという緊張感がチームを成長させる。今日勝てたのは大きい」と力を込めた。

第1セット(S)は終盤まで互いに探り合い。サイドアウトの応酬を演じたが、抜け出したのは東京GBだった。21-21の同点の場面で、内定選手のOH後藤陸翔(近大)が強打を決めて追いつくと、MB山田大悟のサービスエースで勝ち越しに成功。今度は後藤がブロックを決め、一気の4連続得点で、セットカウントを先取した。

流れに乗った第2S。序盤から、第1Sに決定率0%と苦戦した柳田将洋がバックアタックを決めるなど奮起。序盤に大きく点差を広げると、エース、ラファエル・アラウージョのサービスエースやブロックが要所で飛び出し、連取した。

第3Sは終盤までもつれ込んだが、22-21の場面で後藤の強打で前に出ると、マッチポイントからアラウージョがスパイクを決め、白星をつかんだ。

下位相手ながら終始主導権を握らせず、危なげない試合を展開した。昨年末にV1デビューしたばかりの後藤は、両チームトップタイの14得点。66・7%(18分の12)と高いアタック決定率を記録した。昨年の天皇杯で近大を2戦連続でV1のクラブを破る番狂わせに導いた大学4年生は、コート上での強気の姿勢も新人離れ。カスパー・ヴオリネン監督から「勇敢な気持ちの部分だったり、たくさんのスキルを持っている」と評され、期待を寄せられている。

元日本代表主将の柳田や経験豊富なセッター深津が中心になりながら、「オープンコミュニケーション」をモットーに若手やベテランの垣根を越えた積極的な会話を重視している。後藤はチーム合流直後に「先輩方が温かく迎えてくれてのびのびできている」と話した。

残るレギュラーラウンドは8戦。チーム一丸でFSの切符をつかみ取る。