フィギュアスケートのアイスダンスで1月にカップルを結成した櫛田育良(17=木下アカデミー)島田高志郎(23=木下グループ)組が8日、拠点の木下アカデミー京都アイスアリーナで初めて練習を公開し、1季目への決意を示した。
氷上練習では身長176センチの島田が、167センチの櫛田を持ち上げながら滑るパートなどに重点的に取り組んだ。島田は「1試合1試合、自分たちができることをして、次につなげていきたい」と意気込み、櫛田は「今季は(12月の)全日本選手権で良い成績を出して、4大陸選手権に出場したい」と宣言。主要国際大会にあたる来年1月の4大陸選手権(中国・北京)をターゲットの1つとした。
ともにシングルで実績があり、22年全日本選手権2位の島田は今季からアイスダンスに本格転向。23年全日本ジュニア選手権2位の櫛田はシングルを継続しながら競技に取り組む。
アイスダンスは男女2人1組による種目。ジャンプ要素はないものの、息の合ったスケーティングや男性が女性を持ち上げながら滑るリフトなどの技が必要となる。
島田は幼少期からアイスダンスに興味があったといい「アイスダンスにしか出せない『フィギュアスケート!』という感じが大好きだった。ノービスやジュニアのころから好きで、競技として意識するようになったのはシニアになってから」と明かした。シングル時代に師事を仰いだステファン・ランビエル・コーチや木下アカデミーの浜田美栄コーチらの後押しもあって、24年夏に初めて櫛田と氷上で滑り、今年1月にカップル結成を決断。「シングルでできなかったことを全てアイスダンスに注ぎ込みたい」と熱い思いを口にした。
この日は今季の演目も公表。リズムダンス(RD)は「Got The Groove/Show Me Something Special」、フリーダンス(FD)は「ムーンライト・セレナーデ/サブリナ」と明かし、ともにキャシー・リード・コーチによる振り付けで舞う。今月30、31日開催のアイスショーのフレンズオンアイス(KOSE新横浜スケートセンター)でエキシビションを披露し、9月23日のクリス・リード杯(長野・風越公園アイスアリーナ)で初の競技会に臨む。
前日7日にSNSなどでカップルの愛称を「いくこう」に決定した2人。結成時には「五輪に行きたいね」と誓い合ったという。直近では来年2月にミラノ・コルティナ五輪が控えるが、島田は「2030年を目指している」と5年後のフランス・アルプス地方での祭典が目標と明言。今季はその1歩目となる。
島田は「全ての試合に全力で取り組んだ結果として、いろいろな国際試合がついてくればいいなと思う」と抱負。櫛田も「全日本でできるだけ高い点数を取ることを目標に頑張っていきたい」と思い描いた。【藤塚大輔】


