テニスの全米オープン女子シングルス準々決勝で、過去2度の制覇を誇る第23シードの大坂なおみ(27=フリー)が、第11シードのカロリナ・ムホバ(チェコ)戦にストレート勝利(6-4、7-6)して、ベスト4に進出した。

準決勝は4日(日本時間5日)で、世界9位のアマンダ・アニシモバ(24=米国)と激突する。

大坂は第1セットを6-4で先取。第2セットは6-6からタイブレークを7-3で制した。

ムホベの長いショットがアウトになると、大坂は左手で目頭を押さえて、小刻みに肩をふるわせた。観衆の声に応えて、ラケットを掲げる。目を赤く染めて、自分に拍手を送った。

5年ぶりのベスト4進出。

「とても難しい試合だった。彼女(ムホベ)は世界のベストプレーヤーの1人だった。この前に、私を打ち倒した相手だったし。今日、こういうプレーができて感謝しています。以前(出産を経験して)あの観客席で座って試合を見ていた時、またここでプレーできればいいな、と思っていた。夢がかなった」と感慨深げに言った。

ムホバとは過去2勝2敗で、前回大会は2回戦で敗れている相手だった。

大坂は、23年7月の出産後、4大大会で初めてベスト8に進出していたが、さらに階段を上がった。

8月にはナショナルバンク・オープンで準優勝。今季最後のグランドスラムとなる全米オープンに弾みをつけて「とても調子がいい」と手応えを得ていた。

7月下旬には、昨年9月から指導を受けてきたムラトグル氏とのコーチ関係を解消。新たにビクトロフス氏とトライアル契約をかわした。4大大会通算6勝のシフィオンテク(ポーランド)や元世界2位のラドワンスカら豊富なトップ選手の指導経験を持つコーチとのタッグが追い風になっている。

全米オープンは、相性がいいハードコートで、18年と20年に優勝している。

5年ぶり3度目の頂点、そして4大大会通算5勝目まで、あと2勝に迫った。

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