3月の世界選手権銀メダルで今季限りで現役を引退する坂本花織(25=シスメックス)が今季初戦のSPに臨み、65・25点をマークした。
冒頭の3回転ルッツ、続くダブルアクセル(2回転半)は大きく加点を付けて着氷させたが、後半に組み込んだフリップ-トーループの連続3回転が、2回転フリップの単発に。フィニッシュポーズ後は、唇をかんで悔しがった。
取材エリアに現れた坂本は開口一番「想定内でした」と言った。「練習から確率が低かった。3回転-3回転が鬼門になっていたので本番で出たなという感じ」とうつむいた。久しぶりの競技会で、試合勘を取り戻す段階。「『緊張した上で練習しないといけないな』と、やリながら感じた。やっとスイッチが入った」とようやく本番モードになった様子。6日に行われるフリーへ「とにかく今できることをやって、しっかり課題が見つかれば、エンジンがかかって次に向かっていけると思う。やれるだけやります!」と切り替えていた。
坂本は2度目の五輪となった22年北京大会で銅メダルを獲得。同年から世界選手権で3連覇を達成した。今年6月に今季限りでの現役引退を表明し、来年2月にミラノ・コルティナオリンピック(五輪)では前回を上回る銀メダル以上を目標に掲げている。集大成のシーズンへ弾みを付けたい。


