日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)との契約終了について説明した。

都内のホテルで今後の強化体制に関する記者会見を行い、島田慎二会長(55)と伊藤拓摩強化委員長(43)が出席。2日に発表したホーバス氏の事実上の解任について、詳細を語った。島田氏はこれまでの功績をたたえた上で「契約が終了したことを報告させていただきます」と改めて発表。「次なるフェーズに向かう」と述べた。

契約終了の経緯については、世界で戦うための長期計画に「双方の考えに相違」があったためと説明。その上で「確固たる信念と実績を持つホーバス氏に対し、方針の修正をお願いすることはリスペクトに欠けるのではないかという判断」を下したとし、「JBAから契約を解消する提案をさせていただきました」とJBA側からの申し入れだったことを明かした。先月30日に合意にいたり、翌31日に契約を終了したという。

伊藤氏も「新しいものを築き上げるのがポイントだった。ヘッドコーチは理念があるので、今後そこを曲げてもらう可能性があるかもわからない。そこに対しリスペクトに欠けるのではないか、ホーバス氏は素晴らしい人であり、コーチであることを認めた上で、日本のバスケットが進化しないといけないという中で今回の決断に至った」と思いを語った。

2日の協会発表では「今後の代表強化に関しての、方向性の相違によるもの」などと説明。今月26日と3月1日の沖縄でのワールドカップ(W杯)アジア1次予選2試合を前に、電撃的な発表となっていた。

米国出身のホーバス氏は21年の東京五輪で女子日本代表を率い、銀メダルを獲得。規律を重んじ、選手のやる気を引き出す指導で成果を挙げた。五輪後には男子代表監督に転身。23年のW杯ではアジア最上位に導き、パリ五輪出場権を獲得した。

ただ、48年ぶりの自力出場となった五輪で日本は1次リーグ敗退だった。ホーバス氏は米プロNBAで活躍する代表のエース、八村塁(レイカーズ)との関係が悪化。八村は監督の手腕を疑問視する発言をし、騒動となっていた。

ホーバス氏は協会を通じ「大変残念ではあるが、代表チームの監督としての私の旅がここで終わりを迎えた。浮き沈みのある道ではあったが、かけがえのない時間だった」とコメントしていた。

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