<世界体操>◇6日目◇12日◇東京体育館

 日本男子の主将を務める小林研也(28=コナミ)は、届かなかった金メダルの責任を一身に背負い込んだ。自身が最初に登場した全体2種目目のあん馬で、落下。「そこがなければ、鉄棒の演技も変わってきた。すべてはそこから始まった」とうなだれた。

 全員が何よりも目指していた団体金メダルは昨年に続く“自滅”で、またしても届かなかった。「足りなかった部分は『ミス』しかない。精神面をしっかり磨きたい。来年のロンドン五輪でしっかりと金メダルを取る気持ちで、練習していきたい」と唇をかみしめながら、出直しを誓った。