<柔道:講道館杯全日本体重別選手権>◇最終日◇13日◇千葉ポートアリーナ◇男女計7階級

 ロンドン五輪代表の第1次選考会の最終日は男女軽量級の7階級を行い、女子48キロ級は、準々決勝で8月の世界選手権銀メダリスト福見友子(26=了徳寺学園職)を破った浅香夕海(21=東海大)が初優勝を飾った。福見は左足首を負傷し、敗者復活戦を棄権した。

 世界代表の西田優香(25=了徳寺学園職)が左肘のケガで欠場した女子52キロ級は、加賀谷千保(21=山梨学院大)が初優勝。同57キロ級は、決勝で世界代表の松本薫(24=フォーリーフジャパン)を破った石川慈(22=コマツ)が初めて制した。同63キロ級は、10年世界選手権銀メダリストの田中美衣(24=了徳寺学園岐阜出張所)が優勝した。

 男子60キロ級は川端龍(21=国士舘大)が初優勝。高校3年生の高藤直寿(18=東海大相模高)が2位に入り、世界選手権2位の平岡拓晃(26=了徳寺学園職)は3位、同じく代表の山本浩史(21=日体大)は初戦の2回戦で敗れた。

 同66キロ級は高上智史(19=日体大)が初優勝。世界代表の森下純平(21=筑波大)は敗者復活戦で敗れた。同73キロ級はケガから1年ぶりに復帰した大束匡彦(25=旭化成)が制した。