<競泳:日本選手権>◇6日目◇7日◇東京辰巳国際水泳場

 男子自由形長距離は、鹿屋体大コンビが五輪切符獲得を目指す。男子1500メートル予選では、4組1位の山本耕平(20=鹿屋体大)が15分11秒27で全体トップ、日本記録保持者で昨年の世界選手権8位の宮本陽輔(21=鹿屋体大)は15分13秒05で5組1位、全体3位で8日の決勝へ進んだ。

 宮本は前夜、電気シェーバーで30分かけて頭を青々にした。「自信半分、不安半分。いや不安の方が1%多いかな。自分のベストを出せれば大丈夫」と自分に言い聞かせるように話した。1学年下の山本は「軽くいこうと思っていたけど、思っていたより良かった。僕自身は宮本さんと2人で五輪に出られればと思っている」と気持ちを高めていた。