日本ウエイトリフティング協会は27日、06年国体覇者で昨年のアジア選手権男子85キロ級10位の高橋竜太(23=山口県協会)が、ドーピング検査で陽性反応を示したとして、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から2年間の資格停止処分を受けたことを発表した。2月9日に北九州市で行われたJADAの抜き打ち検査で、禁止薬物の筋肉増強剤ステロイドが検出されていた。
日本協会の篠宮専務理事によると、所属先の山口県協会側に対して高橋は、インターネットで海外から購入した補助食品の中に禁止薬物が入っていたのではないかと話しているという。本人のショックは大きく、心神耗弱状態で心療内科に通っている。JADAの聴聞会も欠席し、協会からの直接の問い合わせもできない状況だ。
重量挙げの日本選手の薬物違反は70年代に2例記録されているが、1例は後に撤回され、1例は日本オリンピック委員会が違反とは認めていない。今回が実質的に初めての例となる。高橋は北京五輪代表選考を兼ねたアジア選手権(4月26日~5月1日、金沢市)の代表に選ばれておらず、関係者によると4月の全日本選手権(甲府)にもエントリーしていない。



