初出場の桐生第一(群馬)が、計18トライを奪って初勝利を飾った。開始1分に満たない時間帯に、中央付近のラックからつないでCTB奥田北斗(2年)がトライを奪うと、ノーホイッスルも含めて次々とトライを重ねた。守っても完封。三洋電機で主将を務めた経験のある元日本代表CTBの霜村誠一監督(37)は「自分たちの強みを出し続けてくれた。(選手よりも)僕の方がナーバスになっていました」と初めて聖地を踏んだ選手を、頼もしそうに見つめた。

次戦は30日にBシードの常翔学園(大阪第3)との対戦になる。フランカー新井穂(みのり)主将(3年)は「最初は緊張したが、やっていて楽しかった。シード校を相手に、どこまでやれるかチャレンジしたい」と話した。