【ナント(フランス)9日=松本航】ラグビーW杯フランス大会1次リーグを2勝2敗で終え、2大会連続8強入りを逃した日本代表で強化を担当する藤井雄一郎ディレクター(54)が、日本の課題について言及した。

アルゼンチン戦から一夜明け、オンライン会見に出席。前夜は宿舎に戻ってチーム全体で食事したといい、今大会限りで退任するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)とは「部屋でたまたま2人きりになった時に『ありがとう』という感じで。その時だけ涙を流していた。人前ではなかなか泣かない。2人でしんみりとなった」と歩みを思い返したという。

2大会連続の8強を逃し、あらためて「日本代表はベストなチームで戦わないといけない。(南半球の世界最高峰)スーパーラグビー、ジュニアの代表だったり、いろいろな工夫をしながら、国際経験を積ませられる環境をつくるのが一番じゃないか」と言及。今後に向けて「『スコッドを強化して、どうやって勝つか』というのがHCの仕事。どうやってそこ(代表スコッド)にいい選手を送り込むのか、構造をしっかりと作らないといけない。『全てがHCの責任』となっても、HCはどんどん(定期的に)変わっていく。協会が、そこは腰を据えてやるべきだと思います」と思いを口にした。

チームはこの日、ナントを出発する予定。