国際統括組織のワールドラグビー(WR)は23日、ワールドカップ(W杯)フランス大会準決勝で南アフリカ代表のフッカー、ボンギ・ムボナンビがイングランド代表のフランカー、トム・カリーに対して人種差別発言をしたとされる件について、正式に調査に乗り出すことを明らかにした。
WRは「あらゆる差別的行為の申し立てについて極めて深刻に受け止めている。審査プロセスが終了するまで、この出来事についてはこれ以上コメントしないことを確認した」と声明を出している。
BBCなど英メディアによると、ムボナンビとカリーは試合中から険悪な状況に陥り、南アフリカが16-15で勝利した後も握手を拒否した。カリーはムボナンビから白人差別の暴言を投げつけられたとして、レフェリーのベン・オキーフ氏に大会側に報告するよう求めた。大会ルールとして、各チームは試合終了から36時間以内であれば、試合中に起きた出来事などをコミッショナーに報告することができる。
南アフリカ協会は、カリーの主張を受けてすでに独自の調査を開始しており、「私たちはこの申し立てを非常に深刻に受け止めており、入手できる証拠を精査しています。主張を立証できるものが見つかればボンギと面談します」とコメントした。
W杯決勝は28日(日本時間29日)にニュージーランドとの間で行われる。差別発言が認定された場合、ムボナンビは出場停止処分が下されることになりそうだ。
南アフリカの現メンバーで専門的なフッカーはムボナンビしかいない。9月半ばにフッカーのマルコム・マークスが負傷離脱すると、代わりにSOのハンドレ・ポラードを招集している。ムボナンビが欠場となれば、南アフリカの最多4度目の優勝は厳しくなりそうだ。




