11年秋のドラフトには、10年に1度と称されたハンカチ世代を上回る実力派がめじろ押しだ。いち早く来秋のドラフト候補をチェックした。

 中大・井上晴哉内野手(3年=崇徳)は、体重100キロの巨漢から柔らかな打撃を見せる右の大砲。中学時代、野球に必要な反射神経と脚力を養うためにバドミントン部とサッカー部に入ったという変わり種。入学直後から4番を務め、1部リーグで通算打率3割、7本塁打。今夏の世界大学選手権では初の日本代表に選ばれた。秋は体重7キロ増加で調子を落としたが、来春は「3割5分と6本塁打が目標。打てたら自信を持ってプロに行けます」と巻き返しを図る。