関東第一のドラフト候補で、ナイジェリア人の父を持つオコエ瑠偉外野手(3年)が、1本塁打含む3安打1打点1盗塁の活躍でチームを8強進出に導いた。

 1番中堅で先発出場。第1打席は遊飛に倒れたが、第2打席で1死走者なしから内角直球をレフトスタンドへ運んだ。第3打席は右前打。第4打席では50メートルを6秒0の俊足を生かして左中間三塁打を放った。サイクルヒットのかかった第5打席は四球。

 「内角の球を、うまく体を使ってホームランにできた」と笑顔で振り返った。

 試合は2回表までに2点を先制されたが、2回裏に9番竹井丈人投手(2年)の3ランで逆転。その後は4回と7回に2点ずつを加え、勝利した。