昨夏甲子園を制した東海大相模(神奈川)の門馬敬治監督(46)が23日、千葉・幕張メッセで行われた野球指導者講習会に講師として参加した。「指導者の役割」をテーマに、少年野球や高校、大学の指導者456人に約1時間にわたって熱弁をふるった。

 冒頭で「甲子園は怖い場所」と語り、日本一までの裏話などを披露した。「優勝しても、グラウンドから去るのが怖かった。実際、今年の春(センバツ)は戻れない。日本一になっても、もう1つ先へ進むんだという気持ちを忘れず、本気の経験や本気の失敗をすることが大切」と訴えかけた。