掛川西と浜松学院との試合は、延長15回1-1の引き分けで再試合となった。

 気温は30度を超え、強い直射日光が照りつける中、3時間22分の熱戦が繰り広げられた。掛川西は、5回表に出塁した小林聡太郎内野手(3年)が盗塁の際、両足をつって交代。6回裏には、1失点の好投を続けていたエース佐藤諒(3年)も左ふくらはぎをつった。「足をつったのは初めて」だったが、痛みに耐えながら気迫の投球で同回を無失点に抑えた。

 7回からは、秋まで背番号「1」だった川合隼人(3年)が登板。伸びのある直球を中心に9回を投げきった。幼稚園から同じ道を歩んできた投手2枚看板がチームをけん引した。

 試合後、小林は「情けない。再戦になってホッとした」と言い、川合に「お疲れ。ありがとう」と声をかけた。再試合は、20日に浜松球場で行われる。川合は「2人でまた投げきりたい」と言った。名門でシード校。18年ぶり6度目の夏の甲子園に向け、2度目の初戦に中1日で臨む。