近鉄や中日などで投手として活躍した佐野慈紀氏(56)が2日、自身の「ピッカリブログ」を「無事に」というタイトルで更新した。(「」内は原文のまま)

「終わりました リハビリ 頑張る」

誕生日だった4月30日には、同ブログで「56歳」のタイトルで、1日に右腕を切断する手術を受けることなどを報告。

「感染症が進み明日右腕を切断する事に。56歳 最初の出来事が右腕を失う事。涙は出なかった。もちろんショックはあるけれど 何とか機能を残そうとしたけど。。。ままならない。受け入れることなんて出来ないけど 生きる為には乗り越えないとな」

昨年4月に足の異変を感じて病院を受診すると「重症下肢虚血」と診断され、1年以上に及ぶ入院生活が始まったという。同12月には感染症が足から指先に転移し、指先2本を切断せざるを得なくなった。

「一緒に戦ってくれた右腕 感動を分かち合った右腕 明日、お別れする。ごめんなさい」。心臓弁膜症の手術が控えていることも明かし「感染症も5年生存率と言われ 再発のリスクもある」と不安は尽きない。それでも「ありがとう。失われた右腕 これも長い人生の一つ」と懸命に前を向く言葉をつづった。

手術予定だった1日には「感謝。」と更新していた