横浜のドラフト上位候補で、最速152キロ右腕の藤平尚真投手(3年)が、巨人堤GMなど7球団のスカウトが視察する中、今大会最長の5イニングを投げて好投し8強へ導いた。

 向上戦で1-0の5回から救援。今夏3試合目の登板で7回に初安打を許したが、直球にスライダー数球を交ぜ1安打6奪三振。阪神のスピードガンでは最速146キロを記録した。藤平は「右打者には外、左には内角へのスライダーをそれぞれ投げられたのは大きかったです」と課題をクリアした。巨人は堤GM含む6人で視察。高校野球県大会を初視察した堤GMは「(藤平は)逆球がほとんどなく、完成度が高い。これからも見ていきたい投手です」と評価した。