仙台育英(宮城1位)が2年ぶり12度目のセンバツ出場を確実にした。

 主将で1番の西巻賢二内野手(2年)が左手1本で、逆転勝ちを呼び込んだ。0-1の5回裏1死一、二塁。フルカウントの7球目、膝元低めの真ん中直球を左腕ですくい上げた。「打ち気に入って体が前にいったけど、片手が残っていた」。西巻の同点左越え二塁打に、2番斎藤育輝内野手(2年)が決勝中犠飛で続いた。

 19日の盛岡大付(岩手1位)との決勝に向けて西巻は「まだ神宮がある。引き締めてやっていきたい」と、2年ぶり9度目の優勝を狙う。